海老原の論理思考講師Blog

海老原一司Blog -論理思考講師×プロジェクトファシリテーター

2019-01-01から1年間の記事一覧

Webライティングは最速マーケティング仮説検証方法

マーケティング戦略 海老原です。 最近Webマーケティング支援をよく行っています。そこで、最近思うのは以下4点。 マーケティング戦略立案からWebマーケティング実行まで一気通貫でできる人が枯渇している Webマーケティングで重要なのは仮説検証を素早く回…

カオスプロジェクトのPDCAを回すコツ

カオス状態 海老原です。 20年間新規事業中心にカオスプロジェクトのプロマネをやってきました。プロジェクトを回すには、PDCAが重要です。しかし、実際PDCAをうまく回せているプロマネはほとんどいないものです。 ましてや、不確実性の高いカオスプロジェ…

BtoB営業の顧客攻略地図-DMUマップとは

営業ヒアリング講師の海老原です。 BtoB営業で重要な概念がDMU(Decision Making Unit)です。「意思決定者」と訳されることも多いですが、私は「意思決定構造」「意思決定メカニズム」と捉えています。BtoB営業に必要なDMUマップの使い方事例を交えて紹介し…

営業ヒアリングを極めるBANT活用8つのコツ

営業ヒアリング研修講師の海老原です。 営業ヒアリングでは、ヒアリング項目の「型」を持っていると楽です。営業ヒアリングの基本かつ汎用的なフレームワークがBANTです。 0. BANTは営業ヒアリングの基本 BANT(バント)とは、「Budget(予算)」「Authorit…

ソリューション営業のためのニーズヒアリングノウハウ

営業ヒアリング研修講師の海老原です。 ニーズヒアリング技術について、まとめていきます。少しずつ書き足していく予定です。 (2019/12/29現在) 1.ソリューション営業のニーズヒアリング 「御用聞き営業ではダメだ。ソリューション営業が必要だ」と言わ…

【社内調整力】『「稟議書」が中々通らない人の致命的な6欠点』

『「稟議書」が中々通らない人の致命的な6欠点』東洋経済オンライン 東洋経済オンラインに海老原が稟議書の書き方ついて、取材された記事が掲載されました。 サブタイトルは、「年100本稟議書を通した男が「通る秘訣」伝授」。 toyokeizai.net (引用)稟議書…

『半年で同期と差が付く社内会議の過ごし方』東洋経済オンライン

『半年で同期と差が付く社内会議の過ごし方』東洋経済オンライン 東洋経済オンラインに社内会議について、取材された記事が掲載されました。 toyokeizai.net 『新入社員の多くが、研修が終わり、配属先で仕事をしていると思う。そんな中、「社内の会議」に参…

論理思考スキルが高い人は、ここが違う -伝わる文章は相手目線で書く

海老原です。 私が、論理思考研修の実例添削でよく指摘するのが「相手目線で書いていますか?」ということ。論理思考スキルが高い人は「自分目線」と「相手目線」を自由に行き来できます。 ■論理思考のポイントは相手目線 ●相手目線で書かれていない文章例「…

チーム力を底上げする論理思考研修のやり方

癒し系ロジカルシンカーの海老原です。 チーム力を底上げする論理思考研修のやり方について考えてみました。 ■論理思考研修のやり方 まずは、効果的な論理思考研修を行う上で、私が注意していることをまとめます。 ●誰でも使えるロジカルシンキングに重要な…

論理思考講師のエグゼクティブコーチング

論理思考講師がエグゼクティブコーチングしてみました。今のところ、5打数5安打。さらに安打数を上げていきます。 ■論理思考講師のエグゼクティブコーチング ●エグゼクティブコーチング形式 ・時間:1回2時間 ・場所:ホワイトボードのある会議室 ・相談内容…

『情報検索力』を論理的に考察してみる

理工学修士兼MBA。IT業界歴15年、コンサルタント歴6年。Googleなどの「検索」は比較的使いこなしている方だと思います。 そんな私が、今回は「検索力」について考えてみたいと思います。 ■1.検索力とは ■「検索力」を考えるきっかけ 「検索力」とは、何か…

【書評】『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』

1.『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』 結構本好きな私。最近はだいたい年50冊ペースで読んでいます。自己啓発系書籍も結構読んでいますが、個人的に一番のお勧めが。これ、『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つ…

【日常で論理思考】個性を出すってどういうこと?

ふと違和感を感じたことがありました。何で読んだか忘れましたが、就職活動において、「人と違う服(スーツ)を着る。それによって個性を出すべき」といった論調の話でした。 ここでいう「個性」とは、「その人の個性」のことでしょう。「個性的な服」とかい…

【使える学習理論:スモールステップの原理】すごいコーチのアドバイスとは

すごいコーチのアドバイスとは 1.すごいテニスコーチのアドバイスをみた 大学時代は、大学院も含めて6年間は、テニスサークルやテニススクールで毎週2,3回はテニスをしていました。 最後の2年は、テニススクールでアシスタントコーチもしていました。そ…

【子育てに学ぶ学習理論】赤ちゃんの泣き方と対処方法を考える

生まれて間もない子供のいる家庭で、「泣くことにどう対処するか?」というのは、最大の関心事の一つです。生後1.5ヶ月の娘を、ここ2週間は週末だけ世話してますが、ちょっと考察が進んだので、自分の研究成果をまとめます。 (2011年に書いた記事です) な…

論理思考に必要なことは将棋が教えてくれた

◆将棋に、はまった子供時代 小学校から中学校にかけて、私は将棋にはまっていた時期がありました。 学校の休み時間はもちろん、家に帰っても将棋を指します。相手がいなければ、先手と後手、一人二役で指すことも。おかげで、かなり上達し、小学校、中学校と…

「BtoB営業・営業ヒアリング」掲載記事まとめ

『“本当の顧客数” が今の300倍いることに気づけてますか? 結果を残せない「ダメ営業マン」に欠けている3つのこと』STUDY HACER STUDY HACKERに、海老原の書いた記事が引用されました。 studyhacker.net このように、「欲しい」という感情は「現実と理想のギ…

【書評】『ザ・会社改造』にみる三枝匡さんの「自論フレームワーク」

■「ザ・会社改造 340人からグローバル1万人企業へ」 三枝匡さんの『ザ・会社改造 340人からグローバル1万人企業へ』を再読。合計6回目。 三枝さんの3部作「戦略プロフェッショナル」「経営パワーの危機」「V字回復の経営」は、私のバイブル的存在。それぞれ1…

【営業ヒアリング】商談成立とは、稟議書が通ること

1.営業ヒアリングでは、意志決定構造を把握 1-1.BtoBとBtoCの違いは、個人か組織か BtoB営業とは、法人企業に対する営業です。BtoC顧客とBtoB顧客の違いは、BtoBは顧客が「組織」であること。 しかし、BtoBの買い手は会社という「組織」です。担当者1人1人…

【リケパパの子育て】『NHKスペシャル ブループラネット』をリケジョと観る

1.リケパパの子育て リケジョ育成 娘は、現在7才(2019年現在)。リケパパの海老原の影響で、「リケジョ」として、すくすく育っています。 先日、実家で私と娘で『NHKスペシャル ブループラネット』を観ました。 NHKスペシャル ブループラネットは、海を…

ブレグジット合意なき離脱騒動-論理思考で考えればもめるのは当然

■日常論理思考ーブレグジット考察『論理的帰結としての「合意なき離脱」』 ブレグジットで、イギリスとEUの交渉は、泥沼になってますね。 『合意なき離脱の可能性高まる』のニュースをみて(2019/03/30現在)、半年前に論理思考研修で、添削した「パートナー…

【営業ヒアリング研修の一コマ】個人ニーズと組織ニーズを区別する

0.「お客様のニーズは明確です」は本当か? 私が講師をする営業研修では、実在のアカウント顧客を題材にした営業ヒアリング実践研修です。受講生のお題となる商談をその場で分析するので、講師としてはすごい集中力がいります。しかし、その分楽しいく講師…

【プロマネ論】プロジェクトには必ず終わりがある

1.プロマネ論:プロジェクトには必ず「終わり」がある いくつかの企業で社内プロジェクトのパートタイムプロマネ、または、プロマネの支援(プロマネのプロマネ?)をしています。 最近、よく説明しているのが、 ★「プロジェクトは、定義からして『終わり…

カオスプロジェクトのプロマネ資質「意志決定力」と「想像力」

海老原です。 これまで、新規事業などで、カオスプロジェクトのプロジェクトマネジメントを多く経験してきました。 不確実性が高いカオスプロジェクトのプロジェクトマネジメントに必要な資質について考えます。 プロジェクトマネジメントスキルは様々です。…

【営業ヒアリング研修の一コマ】RFP(要求仕様書)渡されたら負け!?

1.営業ヒアリング研修の一コマ RFP(要求仕様書)を渡されたら 海老原です。 「あなたは顧客からRFP(要求仕様書)や比較表を渡されたことがありますか?」 先日の営業ヒアリング研修講師での一コマです。私の行う営業ヒアリング研修の受講者は、研修題材…