【書評】『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』
1.『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』
結構本好きな私。
最近はだいたい年50冊ペースで読んでいます。
自己啓発系書籍も結構読んでいますが、個人的に一番のお勧めが。これ、
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』
です。
「強み」と「才能」の定義
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」 の基本的考え方です。
「多くの人、企業が『弱点克服』に重点を置いている。それよりも『強みを伸ばすこと』にフォーカスしよう」
次に、強みと才能の定義。
・強み=才能(先天的)+知識+技術(2つは後天的)
・才能=無意識に繰り返される思考、感情、行動のパーターン。才能となる様々な資質。
と定義しています。
(ここで定義する)自分の「才能」を発見しましょう。そしてそこに、「知識」「技術」をプラスして「強み」にしていきましょう。 という流れの本です。
「才能」の定義が一般的なものとちょっと違うかな?
(行動特性とか志向に近い?)
強み(才能)の発見
強みを伸ばすというのは、良く言われることですが、特に個人としては、結局弱点克服に目がいってしまうことが多いですね。
強みにフォーカスしろ、と言われても自分の強みって何だっけ?という方のために、具体的に強み(才能)を発見してくれるのが、『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』の最大の特徴です。
この本を買うと1冊ごとにIDがついており、「ストレングス・ファインダー」というWebのツールが使えます。
この才能を発見するためにWebで質問に答えていくと、34の才能のなかから、その人の5つの才能(5つの強み)を教えてくれる仕組みとなっています。
ちなみに、これは米国のコンサル会社ギャラップ社の200万人のインタビュー結果に基づいてなされているそうです。
2.わたしの5つの強みを見出し、活かす
わたしの才能(5つの強み)とは?
私の才能は以下でした。
- Learner/学習欲: 学習欲という資質を持つ人は、学習意欲が旺盛で、常に向上を望んでいます。特に結果よりも学習すること自体に意義を見出します。
- Input/収集心: 収集心という資質を持つ人は、より多くの知識を求める知りたがり屋です。ものを集めたり、あらゆる種類の情報を蓄積したりするのが好きな人が、このタイプに多くみられます。
- Intellection/内省: 内省という資質を持つ人は、頭脳活動に多くの時間を費やします。内省的で、自分の頭の中で考えるのが好きで、知的な討論が好きです。
- Analytical/分析思考 : 分析思考という資質を持つ人は、物事の理由と原因を追求します。状況に影響を与える可能性のあるすべての要素を考慮に入れる能力を備えています。
- Responsibility/責任感: 責任感という資質を持つ人は、一度やると言ったことは必ず実行する精神の持ち主です。正直さや忠実さなどの普遍的価値観を達成することに、意義を感じています。
結果を見てみると、かなり納得感がありました。
確かに、この辺の志向は普通の人より、ものすごく強い。
ある程度私も知っているも納得感あるでしょう(多分(笑))。
弱点克服でなく、見いだした強みを活かす
私がこの本をはじめに読んだときは、自分の強みのマイナス面がでており、それを克服できないか、1,2年ほど悩んでいた時期でした。
つまり、強みを忘れて、弱点克服しようとして、なかなか結果がでない時期。
私の場合は、これを読んで結果もしっくりきたので、「ああ、やっぱり自分の強み(才能)は、これなんだな。やはり、ここに立ち戻ろう」と思いました。
以来、この辺を鍛え、今となっては「才能」が「強み」にまでなってきたかなと思っています。あのままだと、単なる「才能」(ポテンシャル)だけで終わっていたでしょう。
「学習欲」「収集心」「内省」なんかは、今となってはすべてに使える「強み」だと思っていますが、「才能」の段階では、単に「行動が遅い人」「不必要な情報収集、勉強に時間を使っている人」となっていました
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』は私の今にかなり影響を与えた本です。
機会があるたびに、周りの人たちに薦めています
「才能」を発見し、「強み」にフォーカスしよう!
3.ストレングスファインダー5つの強みを拡張
(2019/12/03追記)
グロービス知人の近藤さんに「ストレングスファインダーコーチ」をしてもらう。
ストレングスファインダーは、15年位前から行動指針の一つとして使っている。
はじまると、机に並べられる10枚のカード。お、10枚なんですか?
近藤さん曰く「Top5は常にスイッチオン状態」「6-10はスイッチを意識的に入れることができる」と。
ほー、トップ6から10を使う発想は、これまで全くありませんでした。
しかし、会話の中で指摘してもらったが、6から10の強みも明らかに使っている。
今回、この「6-10のプラス5個のフレームを持てた」ってのが最大の発見。例えるなら、3C分析しか知らなかったところに、5Fを知ったみたいな。えっ?わかりにくいですか(笑)
毎年やってるスキル棚卸しの時の「フレーム」として今後使ってみます。