【論理思考実践活用】Googleを科学的に分析し、コンテンツマーケティングの成果が出せるか
海老原です。
初回は「Googleを科学的に分析し、コンテンツマーケティングの成果が出せるか」について考えてみます。
※コンテンツマーケティングは継続テーマとして書いていこうと思います。
社内Webサイトの主担当になって1年が経とうとしています。
「このサイト10年ぐらい更新されていないよね。」
と思いたち、Webコンサルティングをやっている知人に連絡、3ヶ月で一部刷新、半年で全面刷新。ここ半年はコンテンツを書きまくって、1年で猛スピードでWebサイトを改善してきました。
もう、10万字を超えるコンテンツを書き上げ、本が書けるんじゃないか、ぐらいの文章量を書きましたね。
しかし、過去の会社で、昔ちょっとWebコンテンツをかじった感覚からすると、コンテンツ作成の投入労力に対して、Webマーケティングとして、リターンが少なすぎる。
つまり、がんばったわりに、PVが上がりませんでした。
「燃えたよ、燃え尽きた、真っ白にな・・・」fromあしたのジョー
そこで、しばらく突っ込むのを避けていた「コンテンツマーケティング」の世界に足を踏み入れることにしました。
決心したきっかけは、たまたま手にした、この本でした。
「人工知能は人間をこえるか-ディープラーニングの先にあるもの」
つい最近「人工知能とディープラーニングが違うってことが、やっとわかってきた」と知人がいっていました。
「ディープラーニング」って流行だし、理系マーケターとしては、ちょっと勉強しておくかと思い本書を手に取りました。
1.コンテンツマーケティングの考え方に懐疑的だった私
「コンテンツマーケティングやるしかない」
この考え方にいたるには、わずかながらも葛藤がありました。
私は、生まれて理系文系の区分を知った瞬間から「自分は理系しかないな」と理解し、理工学修士までいった人間です。
その私からすると、コンテンツマーケティングのプロフェッショナルの人たちの考え方に懐疑的でした。
曰く、
「ユーザーに満足してもらうコンテンツを書くことが重要である」
「徹底的にユーザー目線に立つこと」
私は、一応マーケティングコンサルタントを名乗っているので、顧客を理解することの大切さ自体は否定しません。
しかし、Googleというコンピュータを相手にしている割に、「あまりにも、経験科学的過ぎる」ということが引っかかっていました。
理系で、マニアな、私としては、「ユーザー目線でコンテンツ書いたらうまくいったよ」という経験からくる論拠ではなく、もう少し科学的、工学的なアプローチで考えたくなるわけです。
ディープラーニングの考え方は、その福音となりました。
2.ディープラーニングを前提とすれば、Googleとコンテンツマーケティングのつながりが科学的アプローチで理解できるのではないか
もっと、何か科学的アプローチがとれないか?
そう思い悩んでいたときに、たまたま面白い本に出会いました。
それは、日本の人工知能の若き重鎮、松尾豊さんの著書です。
「人工知能は人間をこえるか-ディープラーニングの先にあるもの」
これを読んで、私は衝撃を受けました。
実は、私は大学院の研究で、少しだけ人工知能をかじっていました。その経験もあいまって、おそらく、普通の人より深くディープラーニングが理解できました。
そして、同時期に悩んでいた「ディープラーニング」と「コンテンツマーケティング」が一気に、私の中で、結びついたのです。
Googleは、ディープラーニングの技術を検索エンジンに応用しているのは事実です。
ディープラーニングを前提とすれば、経験値だけではない「Googleの好みの科学的な説明がつく」と思いました。
理系で、科学マニアな私としては、経験値でコンテンツマーケティングを語られるより、
「Googleは、今までの検索アルゴリズムに加えて、ディープラーニング技術を導入している」
「ディープラーニング技術の導入により、Google検索アルゴリズムは、今までより、読み手の好みを理解する精度があがった」
と言われると、はるかに科学的で、安心できます。
3.Googleを科学的に分析し、コンテンツマーケティングの成果が出せるか試してみることにした
ということで、Google検索アルゴリズムがディープラーニングを使っていることを前提とし、「読み手が好みそうなコンテンツ」ではなく、「読み手が好みそうとGoogleが判断しそうなコンテンツは書けるか」試してみることにしました。
ディープラーニングやそのたコンピュータアルゴリズムの視点から「科学的アプローチで、徹底的にGoogle目線でコンテンツを書いてみよう」と思いました。
つまり、「ディープラーニングの技術的現在値から、コンピュータがどのレベルまでなら、ヒトの好みを理解できるか」を予測しながら、それにそった、コンテンツを書くのです。
それでできたのが、ふたつのコンテンツです。
ディープラーニングを前提に、Googleを科学的に分析し、コンテンツマーケティングの成果が出せるか
今後の、行く末を見守りたいと思います。
参考図書
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)